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電子工作、プログラミングについての記録

Parallels Desktop上のKali Linuxでwifiteを使用する

3ステップでParallels Desktopを用いてKali Linux上のwifiteを使用する方法を記します。

(1/3) Parallels Desktop 18 for MacでKali Linuxの仮想マシンを作成します。
(2/3) 作成したKali Linuxの仮想マシンに、無線LAN子機のドライバをインストールし、仮想マシンから無線LAN子機を使用できるようにします。
(3/3) 無線LAN子機をモニターモードに設定し、wifiteを起動します。

wifiteとは

wifiteとは、暗号化された無線LAN(Wi-Fi)を監査するためのソフトです(悪用厳禁)。
自宅など自身が管理する無線LAN(Wi-Fi)のパスワード強度を測るために使用します。

環境

  • MacBook Air (M1,2020)
    • OS ... macOS Monterey 12.5.1
    • RAM ... 8GB
    • ROM ... 256GB
    • 仮想マシン ... Parallels Desktop 18 for Mac
  • 無線LAN子機 ... TP-Link TL-WN823N

今回は、TL-WN823Nを使用します。
最初にTL-WN725N(EU)という型式を購入したが、モニターモードに設定することができず、TL-WN823Nを購入し直しました。

(1/3) Kali Linuxを仮想マシンへインストールする

初めて仮想マシンを使用する場合にこの画像が表示されます。
今回、Windowsはインストールしないので「スキップ」を押します。

Kali Linuxを選択します。

ダウンロードを押します。

ダウンロードが開始されるので、しばらく待ちます。

Kali Linuxがインストールされると、マシンが起動しログインパスワードを設定するよう求められるので、 パスワードを入力します。

再度、パスワードを入力します。

Parallels Toolsがインストールされるので、先程のログインパスワードを入力します。

インストールが開始されます。

再起動を求められるので、Restartを押します。

(2/3) ドライバのインストール

あらかじめパッケージを最新にします。

sudo apt update
sudo apt upgrade

ドライバをダウンロードし、makeしinstallします。
インストールが完了したら、再起動します。

git clone https://github.com/lwfinger/rtl8188eu
cd rtl8188eu
sudo make all
sudo make install
sudo reboot

(3/3) wifiteを起動する

再起動後、Wi-Fiを使用可能か確認し、モニターモードに設定することでwifiteを起動することができました。

sudo iwconfig 
sudo airmon-ng check kill
sudo airmon-ng start wlan0
sudo wifite

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